子育て

子どもの興味を見つける方法

ふと「子どもはどんなことに興味があるのだろう」「子どもの興味に対して親は何をしてあげられるだろう」と考える瞬間はありますよね。子どもの「好き」を見つけて伸ばしてあげたいと思うものです。しかし、そもそも興味の見つけ方はあるの?親は何をしたらよいの?と悩んでしまいます。
今回は子どもの興味を見つけ、知的な好奇心を伸ばすことについてまとめてみました。

子どもの興味を引き出すと、どんなことが起こるの?

子どもは興味や関心事を見つけると、「知りたい」「できるようになりたい」という気持ちになります。興味や関心をきっかけに、自分で試行錯誤をして考えることで前向きに行動するようになります。これにより自主性が育まれていきます。

また、下記のようなサイクルが生まれます。

  • 面白そう(興味)
  • やってみたい(動機の発生)
  • やってみよう(自主性)
  • できた(自己確認)
  • もっとやろう(継続・集中)
  • やり遂げた(成就感)
  • もっとやりたい(期待)

子どもの興味がきっかけとなり原動力になる事によって、興味関心はさらに深まり、知的な好奇心となります。

また余談ですが、好奇心は学力や記憶力が高くなるとも言われています。
これは、人が物事に夢中になり「楽しい」「嬉しい」と感じる時に、ドーパミンという脳の神経伝達物質を分泌するためです。ドーパミンには記憶力を高めたり、意欲的になる、前向きになるという働きがあると言われています。好奇心から何かに夢中になることは、脳が活性化され、様々な影響があるのですね。

子どもの興味を見つける方法

子どもを観察する

子どもの様子をよく見てみましょう。
「気になるのかな」「面白いと感じるのかな」「子どもにとってこれが好きなのかも」「こだわりがあるんだな」一度子どもの視界や気持ちを想像してみると、親の私たちも想像しやすいのかもしれません。

行動面でいうと、物事を注視する、質問をしたり言葉に表す、近くに寄る・手に取るなどの変化が分かりやすいでしょう。
他にも、話すトーンや、遊んでいる時の熱中している様子などに現れることも多く分かりやすいですね。また、表情を見てみると目を輝かせている時には特に興味関心があるように感じます。一つ一つの行動や表情をみて、心が動いている時を見つけてみましょう。

では、子どもが「すごいな」と興味を持った物に対して、親は何をすればいいのでしょうか。
次は親にできることをまとめてみました。

親ができること

子どもが興味を持つにはきっかけが必要

子どもには元々好奇心が備わっていますが、そこからさらに世界を広げるためには、親の私たちが動機付けをしてあげること、そして支えてあげることが必要です。

動機付けとは、「人が起こす行動の原因であり、目標に向かって維持・調整する過程」。モチベーションとも呼ばれます。

どんな動機付けがあるのかというと、下記があります。

  • 体験をさせてあげること、関連したものに触れさせること
  • 環境作り
  • 親も一緒に楽しむ

ひとつひとつ具体的な方法を見ていきましょう。

体験をさせる

本物を見せて、リアルな世界との繋がりを作る

図鑑や本の世界と、リアルな世界との繋がりを作ってあげることで、新たな発見が生まれ、好奇心を引き出すことができます。
例えば動物園であれば、その動物の生態、実際の大きさや動き、鳴き声、触れることができる動物であればどんな感触であるかなど、図鑑ではわからない体験ができますね。
知識という面だけではなく、心が動くような感動体験をさせてあげること。そしてその体験の中での子どもの感じた気持ちに共感をしてあげましょう。
また、子どもが自分でやったかのような仕掛けを作ってあげる工夫もあります。体験の中で「できた」という実感が得られると自分が関わりを持ったこととして、さらに興味が湧くでしょう。

環境を整える

子どもが興味あるものをいつでも手に取ることができる空間を作る

興味に応じて専念できる環境作りを整えることです。
本や図鑑が好きであればリビングに本棚を置くことで、「見たい」と感じた時にすぐ手に取ることができますね。絵に興味があれば、いつでも絵を描けるようなスペースを作るなど。自分で片付けや管理までできるような収納の工夫をしてもよいでしょう。

また、成果や結果が目に見えるような子どものギャラリーを作ることもよいでしょう。興味のあることに取り組んで出来た成果・作品などを展示すると、子ども自身も成果を目にして「できた」と理解しやすいですね。

熱中させてあげる

興味関心事に対して、熱中させてあげましょう。見守ることでもありますね。
好きなだけ時間をかけて、自分のペースで何度でも関われるようにする。子どもは遊びながらも、たくさんのことを感じながら試行錯誤をしているようです。

親も一緒に楽しむ

親が一緒になって子どもが興味をもっていることに関わり、近くで導いてあげることも大切といえます。
一緒に取り組むことで子どもは感動の共有ができます。伝え合うことができ、満足感を得られるとさらに興味や探究心が深くなり広がります。さらに親自身も子どもと同じ目線で楽しむことによって、「何に対して楽しんでいるのか」が近くで観察でき、知ることができますね。

情報を付け加えて話してみる

興味を持っていると感じたら、質問に答える時に、会話の中でその物の情報を付け加えて話してみる。関連づいた情報を親からもらうことで、視野が広がり興味が広がります。
例えば、この動物は〇〇の仲間で、どこに住んでいて、こんな特徴があるね。など。

一緒に考える

「どうして?」「これは何?」というような好奇心からくる質問に対して、大人が全ての答えを教えてあげるのではなく、「どうしてだと思う?」という問いかけや「なんでだろうね。一緒に調べてみようか」と「一緒に考える」ことも重要といえます。
子どもが答えに辿り着くヒントとして、調べる方法を教えてあげるなどをして、好奇心に寄り添い、支えてあげる役割でありましょう。

まとめ

子どもの興味関心は、行動や表情の変化に現れます。それを親や周りの人が気づき、さらに関わりを持たせることから始まります。
子どもの環境、新たな発見をする体験などのきっかけを作り、興味がありそうだと感じたら、深く掘り下げてあげたり、近いものを結びつけて提案してあげることで興味の幅を広げることができます。
そこから体験や得た知識を家族や友達に伝えたい・教えたいという気持ちを子どもが持つことで、さらに世界は広がっていくのですね。
子どもの「やりたい」という気持ちや周りが見えなくなるくらい夢中になる気持ちをひとつひとつ大切にし、寄り添いながら見守っていきたいですね。