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【ドラフト攻略】『イコリア:巨獣の棲処』で勝つための全情報【リミテッド】

こんにちは、こたえです。
普段はカジュアルでMTG ARENAを楽しんでいます。

先月(4月)のランクは、構築・リミテッドともにプラチナティアー4でした。

『イコリア:巨獣の棲処』から実装された対人8人ドラフトはすごく楽しいですね。

新弾の発売と新機能の実装に、いつも以上にテンションが上がっています。
今シーズン(5月)は、リミテッドランクでどこまでいけるか挑戦してみたくなりました。。
今月は先月の一つ上のダイヤモンドランクを目標に、意識的に勝つためのドラフトをしようと思います。

そこでこの記事では、『イコリア:巨獣の棲処』環境のリミテッドの攻略に必要な情報をまとめることにします。
ドラフトで勝つための基礎知識はこの記事にまとめてありますので、よろしければご覧ください。

https://mtgstandard.work/2020/05/03/20200502/

イコリアのメカニズムとアーキタイプ

リミテッドにおいては、収録されているキーワード能力がゲームに大きく影響します。
イコリアに収録されているキーワード能力は、以下の4つです。

  1. 変容/Mutate
  2. 相棒/Companion
  3. サイクリング/Cycling
  4. キーワード・カウンター/Keyword Counters

怪獣たちの進化を表すメカニズム「変容」があることで、その対極に位置する人間/Humanというクリーチャータイプも引き立っています

実際のドラフトにおいて成り立つアーキタイプとしては、以下の4つに分かれます。

  1. 変容/Mutate
  2. サイクリング/Cycling
  3. 人間/Human
  4. そして

  5. その他
  6. です。

どのアーキタイプの勝率が良いのか、また人気色/不人気色はどれなのか…
それらを知るために、MOにおけるリミテッドの大型大会「SEALED IKO BLOCK SUPER QUALIFIER」の結果を洗い出しました

データを見る前に、前提条件を説明します。

SUPER QUALIFIERとは?

前述の表は、SUPER QUALIFIERを勝ちぬいたトップ8のデッキを集計したものです。

上記を要約すると、こんな感じです。

ざっくり翻訳
  • 129〜672人のプレイヤーで開催される
  • 参加費は(通貨に換算しておよそ)$40
  • 予選はシールドで行われる
  • 参加者によってラウンド数が決定される
  • 上位8人によって決勝ドラフトを行う。

この形式は、晴れる屋リミテッド神(挑戦者)決定戦にも踏襲されていますね。
決勝に行くためには仮に参加者が一番少なかったとしても、6勝以上しなくてはなりません

ショップのFNMよりもずっと競技的なイベントであり、上位入賞のレシピはかなり強いということが伺えます。
この結果を分析すれば、勝率の高いデッキ構築ができるのではないかと考えました。

優勝デッキの傾向を知る

現在のデータ数は以下の通りです。

ここから、様々な要素を見ていきましょう。

アーキタイプを知る

下図は、勝率が50%以上のデッキのアーキタイプ比率です。

サイクリング/変容/人間、どれも一定以上の勝率を残していることが分かります。

アーキタイプを厳密に分けるのは難しいですが、今回は「その能力に関連するカードがデッキに5枚以上入っている」ことを条件としました。

特にサイクリングと変容デッキが人気で強力です。

白赤サイクリングというアーキタイプについては、この記事で掘り下げています

https://mtgstandard.work/2020/05/06/20200506/

多くの場合サイクリングは赤白を中心とした2色人間も白黒を中心とした2色で構築されていますが、変容だけは青を中心とした3色で構築されています。
サイクリングにも人間にも使用されない青・緑のクリーチャーで構築できるため、ピックの受けが広い点も魅力です。
多色カードのパワーが高い今セットにおいて、多色化できるのも一種のメリットであると言えるのかも知れません。

これを踏まえて、優勝数の多いカラーリングを見ていきましょう。

人気色・不人気色

イコリアのドラフトデッキは、2色/3色がそれぞれ40%以上です。

2色の場合は白赤がダントツで人気で、およそ半分以上のシェアを誇っています。
白青、白黒、黒赤がそれに続きますが、それぞれ1割程度となっています。
それ以外の色の組み合わせ、すなわち青黒、青赤、黒緑、赤緑、緑白、緑青デッキの勝率は高くありません

これらを踏まえると、余程の理由がない限りは白赤、白青、白黒、黒赤以外のデッキは組むべきでないと言えそうです。

ざっくり図にしました

続いて、3色デッキも見ていきましょう。
イコリアでフィーチャーされている楔/Wedge3色のシェアがおよそ9割です。

楔3色の中ではマルドゥが最も多く(およそ3割)、反対にジェスカイが最下位の使用率(1割にも満たない)です。

2色デッキで友好色が勝てなかったことからも分かるように、弧/arcのデッキもまた勝率が奮いません
もし3色で構築するなら、弧(友好)3色のデッキと、ジェスカイデッキにはしないのが無難です。

カードの点数について

リミテッドにおけるカードの個別評価は様々なユーザー、サイトにより行われていますが、やはりLSVのLimited Set Reviewが量・質ともに最強だとぼくは思います。
(有料noteを購入するのと殆ど変わらない金額($5)で読めるうえ、言い回しも洒落ていて読み物としてもめちゃくちゃ面白いので、おススメです)

有料記事なのでここで詳細を語ることはできませんが、今回も発見の多い記事でした。
これを読んでいて、なぜ白・赤・黒のデッキが多いのか?という疑問を解決する発見ができました。
それは、コモンに除去が多い色だからです。

    白には

  • 検問官/Checkpoint Officer
  • 神聖な矢/Divine Arrow
  • 平和な心/Pacifism
  • 罠の戦術家/Snare Tactician
  • 黒には

  • 血液凝固/Blood Curdle
  • 息詰まる噴煙/Suffocating Fumes
  • 靴かじり/Boot Nipper
  • 死の重み/Dead Weight
  • 赤には

  • 轟く岩滑り/Rumbling Rockslide
  • 火の予言/Fire Prophecy
  • 血の希求/Go for Blood

という強力な除去(タッパー・接死含む)を擁する色であるため、相手の脅威に対処しやすいことが高い勝率を維持できている理由だと考えられます。

ちなみに

    青は

  • 捕獲球/Capture Sphere
  • 本質の散乱/Essence Scatter
  • 緑は

  • 強行突破/Ram Through

です。

これら除去の量・質を改めて見ると、イコリア環境の全体像が少しずつ見えてきますね。

イコリアのドラフト指針

ここまでの情報をまとめて、イコリアドラフトは次のような指針で挑むことにします。

  • 最強色である白・赤・黒を優先的にピックする
  • 白・赤が取れないときは黒→青→緑の順で色選択する
  • よほど強力なレアを引けた場合以外

  • 白赤、白青、白黒、黒赤以外の2色は避ける
  • 弧3色とジェスカイは避ける
  • いくつかのカードについてのメモ

  • 《見事な根本原理/Inspired Ultimatum》《破滅の根本原理/Ruinous Ultimatum》《奇妙な根本原理/Eerie Ultimatum》以外はピックしないし、デッキにも入れない
  • 見事な根本原理破滅の根本原理
  • 《原初の共感/Primal Empathy》《領獣/Parcelbeast》はレア以上に強い。青緑をやる理由になる。
  • 原初の共感/Primal Empathy領獣/Parcelbeast
  • ドラフトの記録は必ず取る。勝っても負けても振り返りをする

気付きがあれば随時追記します。

それでは、よいドラフトライフを!