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【読書メモ】人生を変える海外移住 vol.01 トビリシ(ジョージア)/Zizi (著)

こんにちは。海外移住を考えているkotaeです。

【国外へ行きたい】ジョージアへの移住を目指す男の覚書日本での生活(政治、仕事、税制、ジェンダーetc)に疑問を抱く毎日なので、もういっそ海外移住しちゃおうかな、と考え始めているkotaeで...

移住に際して、ジョージアの情報を集めています。

今日はZiziさんの「人生を変える海外移住 vol.01 トビリシ(ジョージア): 日本人の海外移住ガイドブック」を読みました。

自分用の読書メモとしてこの記事を書くことにしました。
感想を先に言うと、¥980でここまでの情報が手に入るとは思っていませんでした。移住を考えている人にはぜひお勧めしたい一冊です。

商品ページの紹介文(「はじめに」)は以下の通りです。

では、さっそく本のレビューに移ります。

著者について

この本の著者はZiziさんです。

ZIZI HOUSE」というギーグハウスをオープンしたり、「AVA GEORGIA JAPAN」という投資家のサポート事業へも参加されている方です。

継続的にフリーランス、海外移住、ジョージアの魅力について発信されている方です。

各メディアを読んで頂ければ、ziziさんの理念や、この本の情報が実体験に基づいた信頼できるものだという事が分かります。

海外移住は人生の方向を大きく変更する可能性のある事柄なので、どの国への移住を考えているにせよ、本の内容はもとより、著者や出版社が信頼に足るかどうかも併せてチェックしておきたいです。

継続的に情報発信している方の本は、そういった意味で安心できますね。

この記事では、各章のあらすじや、印象に残った点のメモ、内容の補足と追記をしていきます。

【第1章】導入編

【第1章】導入編の目次
  • ジョージア首都トビリシとは
  • トビリシ基本情報①日本からのアクセス
  • トビリシ基本情報②気候
  • トビリシの基本情報③人種・民族
  • トビリシの基本情報④宗教
  • トビリシの基本情報⑤言語
  • トビリシの基本情報⑥通貨
  • トビリシの基本情報⑦食文化
  • トビリシの基本情報⑧ビザ

自分にとって一番ためになったのは、トビリシの気候についての項です。
抜粋して紹介します。(一部中略あり)

もう少し詳しく知りたかったので、トビリシの気温や気候について調べてみました。
年間の平均最高・最低気温については、以下のサイトが参考になりました。

国内と比較してみましょう。

まずは東京の気温についてです。

東京の年間平均気温は15.4 ℃です。
1月の平均気温は5.2℃、最高気温は9.6℃です。
7月の平均気温は25.0℃、最高気温は29.2℃です。

気温だけ見る限りは、東京とトビリシに大きな差はないように思えますね。

ちなみに、「緯度の高さがほぼ同じ」と紹介されている秋田県の年間平均気温は11.7 ℃です。

1月の平均気温は0.1℃、最高気温は2.8℃です。
7月の平均気温は22.9℃、最高気温は26.5℃です。
トビリシは同じ緯度とはいえ、秋田よりはずっと温かいようですね。
(秋田は海に面しているので、その影響が大きいのでしょう)

四季のある日本から移住する分には気候も寒暖差もあまり気にならないかも知れませんでしたね。

【第2章】生活編について

第2章 生活編の目次
  • トビリシでの生活費
  • トビリシの宿泊施設
  • トビリシの移動手段
  • トビリシのインターネット環境とSIMカード
  • トビリシのレストラン
  • トビリシのバー
  • トビリシの市場とスーパーマーケット
  • トビリシのカフェとコワーキングスペース
  • トビリシのジム
  • トビリシの病院
  • トビリシの治安
  • トビリシの温泉

この章は自分の知りたいことが沢山書いてあったので非常に読み応えがありました。

家賃・光熱費

ジョージアの生活費が安いことは有名ですが、光熱費の安さには驚きました。
Ziziさんが2019年10月に支払った光熱費(水道、ガス代、電気代の合計)は、日本円にして約¥1,129だそうです。

自分は毎月20,000円強の光熱費を支払っているので、安さに驚愕しました。日本での一か月分の光熱費が、ジョージアの一年分の光熱費に相当するとは…

住居を探すためのサービスとして、AirbnbSS.geMYHOME.geAVA GEORGIA JAPAN、そしてZIZI HOUSEが紹介されていました。

家具付き2LDKのアパートが3万円代で借りられるのは魅力的ですね。都内だと10~15万円はしますよね。

移動手段

バスや地下鉄は距離にかかわらず、一律¥20だそうです。安い!
タクシーも4km乗っても¥150だそうです。

但し、白タクが多いので、観光客は運賃を吹っ掛けられる可能性が高いそうです。
対策としてZiziさんは

  • トビリシ空港に着いたら電話番号付きのSIMを手に入れる
  • BoltYandex Taxiというアプリを取る(安いのはYandex、ドライバーの質が高いのはBoltだそう)

ことを勧めてくれました。アプリでタクシーを呼べば、ぼったくられることはないようです。

タクシーに関する情報で気になることがもう一点。

だそうです。バスに乗ろうかな…

インターネット環境

ここは現地で仕事をするうえで絶対に妥協できない点ですね。

空港を始め、ホテルや街中でもフリーWi-Fiがあるようですが、ネットを使って仕事をするためにはかなり物足りない速度のようです。

そうなると、Wi-Fiルーターやプロバイダと契約する必要がありますね。ざっくり料金などを調べてみました。

magticomでWi-Fiルーターを使い放題のプランで契約した場合は、本体(HUAWEI E5576-320)代金がおよそ¥6,000、使い放題のプランがおよそ¥5,300/月でした。

固定回線の場合、100 Mbpsでもおよそ¥3,500/月でした。

トビリシのカフェとコワーキングスペース

なんと、トビリシにはスターバックスがないそうです。

Ziziさんはオススメのカフェやコワーキングスペースをまとめてくださっていたので、紹介されていた施設のリンクをメモとして残しておきます。

Fabrikaは写真もレビューも素晴らしく、作業場としてだけではなく、実際に行ってみたくなりました!

他にも2章にはジムや医療、治安や温泉についてなど、生活に欠かせない情報が数多く乗っています。
移住を考えている身にとっては必須の情報が多く掲載されており、かなり読み応えのある章でした。

【第3章】お仕事編について

【第3章】お仕事編の目次
  • トビリシで仕事をする
  • トビリシで起業・会社設立をする
  • トビリシで銀行口座開設する
  • トビリシで不動産投資する
  • トビリシの税金
  • トビリシのメリットデメリット

平均月収など、ジョージアでの仕事やお金回りの事情(給与、起業、会社設立や銀行口座の開設などについて)が具体的に書かれている章です。

自分はGELを稼ぐつもりはないので、要点はこの部分に集約されていると思いました。

今はプログラミングスクールも複数あり、無料の学習教材も多いので、この点は努力と継続でカバーできそうです。

トビリシの税金

自分は日本の税制に強い疑問を抱いており、それが海外移住のひとつの動機になっています。

そんな自分にとって「トビリシの税金」の項は非常に興味深かったです。めちゃくちゃ面白かった。

実生活に必要な部分を抜き出すと、以下の2点でしょうか。

  • ジョージア国内が源泉でない収入は課税所得ではない
  • 消費税は18%

税や文化については、最新の情報や詳細を押さえておいた方が良さそうです。併せて公式情報を確認して、別途記事にする予定です。

トビリシのメリット・デメリット

この項の中で、最も印象的だったのが次の箇所です。

内容としては当然のことですが、意外と海外移住の魅力を謳うサイトには意外と書かれていないことです。

日本の暮らしを知っていて、かつ、実際に移住しビジネスを進めている方の客観的な意見は貴重です。

この本の情報は信頼できそうと思えた一つの要因がこの箇所でした。

【第4章】移住者の声について

の目次
  • Kさん(40代・男性)
  • Rさん(20代・女性)

Kさん、Rさんの移住の背景やジョージアでの暮らしについてインタビューされています。
年齢、性別の違う二人から共通の回答が得られた質問もあり、興味深かったです。

Kさんのインタビュー

Kさんのインタビューで印象に残ったのは次の箇所です。

  • 「あらゆる面において日本への危機感を感じていた」
  • 「目的によって生活コストを選べる」

この部分は、まさに自分の現在の心情と重なる部分で深く共感しました。

また、以下はこの本全体を通しても非常に印象的な部分です。

全くもってその通りだと思います。

過去記事にも書いたことですが、お金はもちろん重要ですが、そこだけを軸にすると、犠牲にしなければならない部分も当然出てきてしまうと感じます。

まずは、憧れと実生活の間には大きなギャップがあることを認識し、入念な事前調査をすることが重要ですね。

Rさんのインタビュー

RさんはZiziさんのインターンに応募した大学生(休学中)の20代の女性です。

一か月の滞在費の内訳の項が最も印象的でした。
ジョージアで質素に暮らした場合の実際の金額がリアルに知れたのは大きかったです。
(Kさんも滞在費の内訳は載せてくれているのですが、経営者という事もあって特別な出費が多く、自分にはイメージしづらかったため)

この項もまたメリットだけを語るのではなく、日本と比較して物足りないと感じられたところが語られています。
特に

  • (伝聞)日本と比べて医療水準は高くない
  • 日本語が通じる病院はないため、英語が必須

という情報は、観光系のブログでは見つけられなかったので勉強になりました。

インタビュー部分はもっと読みたいと思うくらい、魅力的な情報が詰まっていました。

【第5章】Q&Aコーナーついて

この部分はググれば手に入れられる情報ばかりだったので、さらっと読みました。

「おわりに」ついて

この本で最も印象的だった部分のひとつが「おわりに」でした。

日本の仕事や政治について、若年層の自殺率についてなど、まさに今自分が感じている不安や疑問などが綴られていました。

政治に疑問も意見もあるから当然投票には行くのですが、どうも利権よりも実際の生活の改善が優先されるビジョンが見えないんですよね。この国に暮らしながら年を重ねることを考えると、途方もなく暗い気持ちになるときが少なからずあります。
(同調圧力や不要な炎上のことを考えると、日本では政治の話がしづらいですよね。タブーみたいになりつつある気がする。この閉塞感に息が詰まる思いをしている人もきっと少なくないはず)

建設的に海外移住に向けて行動を続けるのは間違いじゃないんだな、と背中を押して貰った気持ちになりました。黙って蹲っていても当然何も変わらないですからね。(もし変われるにしても、きっと恐ろしく時間がかかる)

まとめ

メモを取りながら書いていたら、想定していた3倍以上のボリュームになってしましました。

期待していたよりも多くの有益な情報が得られ、非常に満足しています。
ジョージアのことが更に好きになれましたし、移住に向けてもっと税制や文化、政治などを深堀してみようと思わせてくれる一冊でした。

もちろん移住先はジョージアだけではないので、他国についても移住に向けて情報収集を続けていこうと思います。

それでは!