こんにちは。海外移住を考えているkotaeです。
https://mtgstandard.work/2020/05/20200527/
移住に際して、ジョージアの情報を集めています。
今日はSannaさんの「はじめて旅するジョージア」を読みました。
自分用の読書メモとしてこの記事を書くことにしました。
Amazonの商品ページの紹介文は以下の通りです。
内容 ジョージアはじめての詳細ガイドブックが登場!
Sanna 旅ライター。ムックやガイドブック、雑誌などに、旅や街歩きの記事を寄稿。人物インタビューや撮影も行う
薄いですね。
正直買うか否かめちゃくちゃ迷いましたが、それでもジョージアに関する情報が欲しかったので購入しました。
感想を先に言うと、¥1,980の割にはネットで探す以上の情報は手に入らず、割高に感じました。
観光のガイドブックを現地に持っていきたい人にはいいかも知れません。
しかし、自分のように移住を考えている人には有益な情報が少なく感じられるでしょうし、ネットで情報を集められる人にとっては真新しい情報は少ないかも知れません。
この本の価格は情報が豊富だからではなく、写真多めのフルカラーであることが理由です。
では、さっそく本のレビューに移ります。
著者について
ネットで調べても出てこなかったので、本の情報を引用します。
Sanna(サナ)
近所の浅草から地球の裏側まで取材する旅ライター。ムックやガイドブック、雑誌などに、旅や街歩きの記事を寄稿。人物インタビューや撮影も行う。
これまでに訪れた国は約70ヵ国。
著書に『スウェーデン 森に遊び街を歩く』『バルト三国 愛しきエストニア、ラトビア、リトアニアへ』『ブルガリア 悠久の時を刻む』(すべて書肆侃侃房)があるほか、
『最新改訂版 バックパッカーズ読本』(双葉社)、
『おとなの青春旅行』(講談社現代新書)では旅の提案も。
何冊も旅行本を書いている方なんですね。
Twitterやブログなどの個人メディアも見つけられなかったので、今までどんな国を訪れて何を考えたのか、来訪の動機や感想がどうだったのか等の情報をこの一冊のみで知ることができないのが残念でした。
この記事では、各章のあらすじや、印象に残った点のメモ、内容の補足と追記をしていきます。
本の感想
まずは、この本に書いてある情報をイメージしやすいように、目次を文字起こししてみました。
- INDEX
- 写真で巡るジョージア
- Georgia Information ジョージアってこんな国
- CITY MAP おさえておきたい6つのエリア
- ジョージアの歴史
- トビリシ年間イベントスケジュール
- トビリシ Tbilisi
- トビリシMAP
- トビリシ街案内
- トビリシ・観光
- トビリシ・ショップ
- トビリシ・マーケット
- トビリシ・レストラン
- トビリシ・ホテル
- トビリシの交通
- カヘティ地方 Kakheti Region
- カヘティ地方MAP
- クヴェヴリワインの故郷へ
- シグナギ街案内
- コヘティ地方のワイナリー
- コラム ジョージアの宴席スプラ(SUPRA)
- ジョージア軍用道路 Georgian Military Road
- ジョージア軍用道路MAP
- ジョージア軍用道路を北上!
- ジョージア軍用道路・観光
- ジョージア軍用道路・レストラン
- ジョージア軍用道路・ホテル
- コラム 聖ニノ伝説
- クタイシ Kutaisi
- クタイシMAP
- クタイシ街案内
- クタイシ・観光
- クタイシ・ショップ
- クタイシ・マーケット
- クタイシ・レストラン
- クタイシ・ホテル
- コラム スターリン生誕の地
- バトゥミ Batumi
- バトゥミMAP
- バトゥミ街案内
- バトゥミ・観光
- バトゥミ・ショップ
- バトゥミ・レストラン
- バトゥミ・ホテル
- コラム ミネラルウォーター「ボルジョミ」
- アッパー・スヴァネティ Upper Svaneti
- アッパー・スヴァネティMAP
- メスティア街案内
- アッパー・スヴァネティ・観光
- アッパー・スヴァネティ・レストラン
- アッパー・スヴァネティ・ホテル
- Georgian Travel Phrases
- Georgian Food
- Souvenir
ジョージアの国の紹介や歴史などから始まり、各エリアの観光名所や食事処などが写真と簡単な説明文付きで紹介されています。
本がフルカラーで写真が多いこと、どの項も記述があっさりしていることから、かなり読みやすいです。
ただ、各地の紹介は主観的なもの(筆者の感想)も多く、もう少し客観的な情報が知りたいな、と思うことが多かったです。
総じてジョージアの完全入門書、という位置づけの本であり、複数回読むというよりは自分の琴線に触れるページを見つけ、ネットなどでその場所や施設を調べ掘り下げていくという感じになると思います。
個人的に印象に残った点をメモとして残します。
Ali & Nino
この有名な像がジョージアのものだとは知りませんでした。
ジョージアの彫刻家、タマラ・クブシタタドツ(Georgian sculptor Tamara Kvesitadze)さんによって作られたことも調べて初めて知りました。
すれ違う二人の様子は見ているだけでも美しく、考えるとすごく切ない作品ですよね。
背景を調べてみたところ、クルバン・サイード(Kurban Said)によって書かれた悲恋小説「アリとニノ」がもとになっているようですね。
敬虔なイスラム教徒のアリと、侯爵家の娘でキリスト教徒の美しいニノは、愛し合っていた。しかし、異なる宗教と異なる民族という東西2つの世界に引き裂かれ、越えなければならない深い断絶ゆえに、本書は恋愛小説以上の高貴で美しい物語になった。
カスピ海沿岸の古都バクーを舞台に繰り広げられる幸福と絶望、第1次大戦とロシア革命前夜の新興小国の悲劇を描いたこの小説は、1937年にウィーンで刊行されベストセラーになって以来、数奇な運命をたどることになる。そして2000年、2度目の奇跡の復活を遂げた本書は、ニューヨーク・タイムズ紙など多くのメディアから最高級の讃辞で迎えられた。
という作品だろうです。あらすじだけで切ない…
海外文化を知るに際し、こういった作品に出合えるのもまた魅力の一つですね。時間あるときに読んでみようと思いました。
ウィンダム・バトゥミ・ホテル
各ページ写真でビッシリなのでページを捲るのが楽しい本書の中でも、一番目を引いたのがこのページでした。
なんといっても高級感と清潔感がすごい!これはワクワクしますね…
さぞ高いんだろうなと思ったら、スタンダードルームならなんと一泊¥7,000程度だそうです。
日本ではビジネスホテルに泊まるのと大差ない金額で、ここまで豪華なホテルに泊まれるなんて驚きですね。
レビューも軒並み高評価で、実際に足を運んでみたくなりました。
教会・聖堂
シオニ大聖堂
ジョージアは最も早く(337年)キリスト教に帰依した国のうちの1つであり、今日も大多数の人々が正教会のキリスト教とのこと。具体的な調査データは見つけられませんでしたが、実に住民の8割以上がキリスト教の信者だとも言われているそうです。
そのため、ジョージアには多くの教会や聖堂があり、それらが観光名所にもなっています。
日本にはここまで歴史的な教会はないため、せっかく訪れるのであれば見てみたい場所ですね。
まとめ
ジョージア全域について150ページほどで紹介しているため、全体的に内容が薄いのは否めませんが、多くの場所や施設・観光名所を知ることができたのは良かったです。
冒頭にも書いた通り、移住を考えている人間にとってはやや物足りない内容ではあるものの、行ったことのない国のことを包括的に知ることができるという意味では価値のある本だと思います。
こういった本を読むと、他の国の観光ガイドも読んでみたくなりますね。
それでは!