MTG Walker(旧ブログ)時代の記事

【イコリア:巨獣の棲処】「無作為に/random」をどう選ぶ?

こんばんは。こたえです。
イコリアの発売まであと5日となりましたね。

公開されたフルスポイラーリストの中で、お気に入りのカードは見つかりましたか?

今回の収録カードの中で、自分が一番好きなカードは…


《結晶の巨人/Crystalline Giant》です!

無色の3マナ3/3という基本性能を持っているうえ、自分の戦闘前に常盤木能力ひとつか+1/+1カウンターを得ることができるクリーチャーです。

3マナ4/4 飛行/先制攻撃/接死/呪禁/絆魂/威迫/到達/トランプル/警戒…だと!?
※但し10ターン以上生き残った場合に限る。破壊は可能

25年以上の長いマジックの歴史において、ここまでマナレシオに相応しくない強力なクリーチャーがいたでしょうか!?

ちなみに、『エルドレインの王権』『テーロス還魂記』に続き『イコリア:巨獣の棲処』にもショーケース枠のカード(特別イラスト版。今回はアメコミ風イラスト&ゴジラコラボ!)が用意されています。
ゲーム性だけではなく、イラストやフレイバーもマジックの魅力ですよね!

《結晶の巨人/Crystalline Giant》のショーケース版は、拡張アートと《決戦兵器、メカゴジラ》イラストの2種です。メカゴジラはなんと、日本語限定のカードです。

というわけで、この記事では《結晶の巨人/Crystalline Giant》のテキストにある「無作為に/random」選ぶことについてまとめます。

そもそも「無作為/Random」ってなんだ

無作為(むさくい)を辞書で引くと、このようにありました。

全体の平均値などを標本調査する時、すべての対象が同じ確率で抽出されるようにくふうしてある様子。ランダム。

MTG Wikiには、「無作為に選ぶ」と言った場合、それは「選択肢すべての選ばれる確率を等しくしたうえで、どのプレイヤーの意思も入れずに選ぶ」を意味する。と記載されています。

ARENAなどのデジタルゲームにおいては気に留める必要はなさそうですが、《結晶の巨人/Crystalline Giant》を用いたテーブルトップゲームにおいては、すべての選択肢が均等の確立で選ばれる方法を考えておく必要がありますね。

直近では『テーロス還魂記』の《終わりなき踊りのガリア/Gallia of the Endless Dance》や《無傷のハクトス/Haktos the Unscarred》が「無作為に~」というテキストを持っていましたね。
これらのカードの場合は、大抵6面ダイスがひとつあれば「無作為に選ぶ」ことができました。

しかし、《結晶の巨人/Crystalline Giant》には実に10もの選択肢があるため、これを6面ダイスを一回振っただけでは不十分です。

何かいい方法はないかと探していたところ、チャネル・ファイアーボール/Channel Fireballまさにそれを解決する記事を見つけました!

「無作為」の合理的な決め方とは?

拙訳ですが、その一部を抜粋して紹介します。(一部、話順を入れ替えたり、補足画像を入れたりしています)

《結晶の巨人/Crystalline Giant》の「無作為に」の決め方は?

MTGアリーナやマジック・オンラインでは、プログラムによって「無作為に」処理されるでしょう。イコリアの能力カウンターをわかりやすく表すこともできると思います。

テーブルトップのマジックにおいては、パンチアウト・カウンターが能力の把握に役立つかも知れません。でも、10種類のカウンターを無作為に選ぶにはどうするのが適切でしょうか?


パンチアウト・カード。カウンターを繰りぬいて使う

10面ダイスがあれば完璧ですね。10種類のカウンターがあるので、1の目で飛行を、2で先制攻撃が付与されるなどとすればいいですね。カードに記載されている能力が印刷されている順番に従うだけでいいのです。既に《結晶の巨人/Crystalline Giant》に付与された能力の目が出た場合、(成功するまで)ダイスを振りましょう。

20面ダイスの場合は、1-2の目は飛行に、3-4は先制攻撃に割り当てれば過剰なリロールを避けることができますね。

12面ダイスの場合は、11と12が振り直しであることを除いて、10面ダイスと同じようにするだけです。

ダイスを入れる袋を使う場合はどうでしょう?
もし中が透けて見えない素敵なダイス袋を持っているならその中に10個のパンチアウトカウンターを入れ、対戦相手に引いてもらうこともできます。
この方法を行う場合、カウンターを引く前に、両プレイヤーは袋の中に10個の有効なカウンターがぴったり1つずつ(過不足なく)あるか、袋の中身はきちんと混ざっているかを確認しましょう。

イコリアのブースターパックから出たパンチアウトカウンターを使用する場合は、まず重複するカウンター「飛行」と「+1/+1」を取り除く必要があります。

6面ダイスが1つか2つしかない場合ならどうしましょう?これは少し厄介です。

6面ダイスを2つの合計を、10面ダイスのときと同じ方法で使うのはやめましょう。この方法の主な問題点は1-10までの数字が同じ確率で起こらないことです。
例えば6面ダイス2個の合計が7になる確率は、他の和を引く確率よりもはるかに高いです。

そのうえ、6面ダイス2個の出目の合計が1になることは当然ありません。だからこの方法はやめましょう。

しかし、良い解決策があります。6面ダイスしかない場合は、次のようにしましょう。

まず6面ダイスをひとつ振ります。
奇数の場合は《結晶の巨人/Crystalline Giant》の最初の5つの能力から、偶数の場合は最後の5つの能力から選びます。

もう一度6面ダイスを振りましょう。
1回目のダイスの出目が奇数だったなら、1-飛行、2-先制攻撃、3-接死、4-呪禁、5-絆魂です。
偶数なら1-威迫、2-到達、3-トランプル、4-警戒、5-「+1/+1」です。

2回目に6の目が出た場合や既に《結晶の巨人/Crystalline Giant》に付与された能力の目が出た場合は、最初からやり直してください
つまり、奇数/偶数を新たに決定するところから行うのです。
この方法を使えば、それぞれの結果が起こる確率は同じです。それこそが、マジックの「無作為に」を適切な方法で選ぶために必要なことなのです。

たしかに、非常に合理的な方法ですね!

中でも「袋を使って混ぜる時は10個のカウンターが過不足なく入っているか、ちゃんと混ざっているかを二人で一緒に確認しましょう」という箇所が印象的でした。

一見当たり前のことですが、「ズルをしたんじゃないか?」というような余計な疑いをかけあうことなく、心地よくゲームをするための素敵な配慮だと感じました。
相手がいてこそプレイできるテーブルトップゲーム、対戦相手とも一緒にゲームを楽しみたいですよね。

元記事では、行弘賢さんが「ホロウ・ワン」を使用した際、《ゴブリンの知識/Goblin Lore》や《燃え立つ調査/Burning Inquiry》の「無作為に選んで捨てる」効果をプロツアーレベルでどのように扱ったかを動画付きで解説しています。

殿堂プレイヤーであるフランク・カースティン(Frank Karsten)さんが綴る「ランダムをいかに処理するか」についての記事は読み応えと納得感がありました。
気になった方はぜひ読んでみてください。

参考リンク

イコリア:巨獣の棲処 についての当ブログの記事

イコリア:巨獣の棲処 製品情報関連

イコリア:巨獣の棲処 イベント関連

世界背景などについて

ルールやメカニズムなどについて

セットの開発について

随時、更新予定です!